いってきた

あれです、読まないほうがいいよ。



そんな訳で、新谷良子FCバスツアーに行ってきたんですよ。
そしたら楽しくて、楽しかったことがつらくて、その想いを供養するために書くので、読まないといいですよ。


どこから書いたものかと思いますが、たぶん私はここ数年の間、思春期に声優を好きだった想いを供養するために生きています。
中学生の頃ラジオから麻里安ちゃんを好きになって、高校時代にイベントに通い始めてどんどんつらくなって、大学時代についに誰かのファンとして生きることになりました。それからもう、かれこれ8年になります。
でまあどうしようもない声オタなので、一番好きな人以外のイベントにも色々通いながら生きてきました。特に誰かを好きになってからは、その人がまあ普通の声優さんではないので、私は私で普通に声優ファンな気持ちを満足させるために色々な人のとこを彷徨ってきました。激☆店とかラブゲッCHUとかで麻里安ちゃんと共演しているイベントでちょこちょこ顔を合わせていた、りょーこちゃんに今更辿り着いたというのは、運命の皮肉としか言いようがない。むしろ、だからこそ安心してライブに通い始めたとも言えるのだが。


私がバスツアーに参加するのは生涯3回目で、最初は2003年の麻里安ちゃんのFC開設記念オープニングバスツアー、2回目は大学の後輩に席が余っているから来ていいということで誘われた2006年の小島めぐみ・坂本梓馬CD「未来へ届け心の童謡」発売記念バスツアーでした。
私のバスツアーに対するトラウマというのは最初のバスツアーにあって、一言で言うと古株のお客さん達の団体を組んでいるノリに付いていけなかったのと、結局その人達が声優を取り巻いているのをずっと見ているしかないという感じからでした。逆に2回目のバスツアーでは大学の同級生や後輩が大量にいたのでずっと団体行動をして、好き放題に声優さん達の気を引いて、まあ非常に楽しいツアーではあったのですが結局バスツアーとはそういうものだという認識を強くするだけでした。
結局私の声オタとしての転機となったのはその2回のバスツアーで、2003年には麻里安ちゃんファンでいることを諦めて誰かのファンとなり、その反動で、同時並行でファンがまだ少ない新人さんをやたら追い掛けるようになったのですが、2006年には新人さんを追い掛けるのに飽きてしまって、10代の頃に好きだった声優やライブ活動が活発な声優に対象を限ることとなりました。その挙句、たぶんブロッコリーザライブ以来くらいの勢いでりょーこちゃんのライブに行き、まんまとはまって今更FCに入った訳です。
りょーこちゃんは曲がずっと好きだったのですが、何だかライブに足を運ぶ機会がなくスルーしていました。言わばその空白を埋めるために、FCに入るほどはまったんだったと思います。考えてみれば、最近ライブにちゃんと通っているのは、茅原実里にしろ伊月ゆいにしろ一度離れてから戻ってきた人ばかりだ。それが、思春期に好きだった想いを供養する、ということです。
私は声優を好きでいるために寿命を消費するタイプなので、流石にそろそろきつくなってきて、声オタとしての死に場所をここ数年探しています。そのための供養です。
で、たぶんバスツアーという形のイベントに参加するのはこれが生涯最後だろうなと思って、りょーこちゃんのバスツアーに行ってきた訳です。一つ一つ声オタとしての人生を終わらせていくために。
そしたらバスツアー楽しい楽しい。困った。
一言で言うと、声優さんがお客さんを連れて練り歩くという時間がなかったため、取り巻きの団体さんを眺める必要がなかったからだと思います。そういう安全な場所から声優さんと触れ合うだけで、こんなに楽しいものなのかと。困った。


いや、結局誰かのファンでいるということは、他のどんな声優を好きになっても変わらないと思います。
ただ、他の声優への執着がそろそろ少しずつ薄れていって、もうしばらくしたら誰かだけが残って、ひっそりと声オタ人生に幕を下ろすと思っていたんですけどね。全然声優を好きな気持ちが薄れないよ困った。
そんな訳で、りょーこちゃんが今更ながら好き過ぎて、つらくて、困った。
これ本当に、10代の頃からりょーこちゃんファンやってなくて良かったと思います。この10年間りょーこちゃんのライブやイベント・バスツアーなどに通い続けていたとしたら、たぶん本当にもう離れられなくなっていたと思う。そして突然りょーこちゃんが結婚・引退とか発表したら冗談抜きで死んだんじゃないだろうか。
実際私は既に誰かから本当にもう離れられなくなっているので、その人に突然結婚・引退とかされたら本当に死にかねないんですけどね。
もうちょっと、声オタ続けてみよう。だって声優って可愛いもの。


アレなことばっかり書いててもアレなので、一応バスツアーのレポを。
8:30集合、4台のバスに分かれる。なお乗車バスと座席、またその後のイベントのチーム分けなどは、全て事前抽選が終わっていて決定済み。
8:45頃出発、ガイドさんから簡単な説明があった後、最初のSAでりょーこちゃんが各バスに登場。バスに乗車してトークする順番を抽選。うちの1号車「ばんび号」は、帰りの一番最後となりました。
その後はMARCHING MONSTERを掛けたり、曲のPVを流したりしながらバスで移動。河口湖で記念撮影後、キャンプ場へ。
流したPVは、往路はPIECE OF LOVE→Wonderful World→crossingdays→CANDY☆POP☆SWEET☆HEARTだったと思います。


12時頃、最初のイベント会場のキャンプ場&体育館に到着。最初のイベント内容は、ほうとう作り→ほうとう&バーベキューパーティーで昼食。
細かいイベントの進捗などは、twitterで書いていたのでご参照ください。写真もアップしてあるよ。twilog便利やなあ。
http://twilog.org/Kui_Nige/date-101003
ほうとうは、こねた後ビニール袋に入れて足で踏むのですが、うちの班は最初の一踏みをりょーこちゃんにお願いしました。タイミング良く、りょーこちゃんが訪れた班の中で最初に足踏みのとこまで進んでいて、りょーこちゃんにとっても最初の一踏み。ぷにゅぷにゅした柔らかい何とも言えない感触なのですが、りょーこちゃんの「ぎゃあっ」という悲鳴を頂きました。
無事ほうとうをこねて伸ばして切った後は、バーベキュー会場に移動。最初にほうとうを煮込んで食べた後、バーベキュー。
バーベキューなのに酒がないので、近くの民宿まで走って缶ビールを買ってきました。
ほうとう&バーベキューを食ってる間も、りょーこちゃんがうろうろ。うちの班に来た時に聞いたところ、ビールは飲めないとのことでした。


14:30頃、昼食終了。徒歩で第二のイベント会場の広場へ。
ここでバスごとにチームに分かれて、○×クイズと伝言ゲーム。
○×クイズでは、りょーこちゃんの出演作の問題も色々出て、リルぷりっやブラスミのゲスト出演回の問題も出てきて何だか感動しました。
ゲームの結果、うちのばんび号チームは○×クイズで2位、伝言ゲームで2位だったのですが、総合ポイントで1位になり優勝。後日送られてくる記念写真に、りょーこちゃんのバスツアー中オフショットが一枚追加されるらしいです。やたっ。


15:30頃、徒歩で最後のイベント会場。レイクホテル西湖の宴会場へ。
プレゼント抽選会とミニライブ。プレゼントは、先日のFC会報で訪れていた江ノ島土産の水族館ガシャポンを6人、生プリクラを6人、それぞれミニサイン色紙を添えてだったと思います。
ミニライブはPIECE OF LOVE→HONEY TEE PARTY!→black very pie→CANDY☆POP☆SWEET☆HEART→MARCHING MONSTER。
カラオケだし、足場が狭くて座ったままだし、ライブのように盛り上がる訳にはいかなかったですが、久々のりょーこちゃん生歌ということで嬉しかったです。
CANDY☆はさすがに油断してUO持ってってなかったです。失敗した。しかし客席のUO率。バスツアーだと言うのに。歌ありという告知なかったのに。病気か。
道中、バスから富士急が見えたこともあり、りょーこちゃんは去年のランティス祭を思い出したそうです。ランティス祭ではさすがにりょーこちゃん目当てのお客さんも少なかっただろうに、CANDY☆ではUO持ってないお客さんがりょーこ客の様子を見てUO以外の色のサイリウムを隠してくれて、会場中に点在だったものの綺麗にオレンジに染まったように見えたとのこと。確かにあの瞬間は、私も感動しました。
一応統計的学問を修めた身として雨男・雨女という非統計的な概念は信じていないのですが、それでもランティス祭では二日間で40組近い出演者の中でりょーこちゃん前後だけ雨天模様となり、辺りが暗くなったために、あの時のUOがより一層綺麗に映えたということには、特別な意味を見い出したくなってしまうのですよ。


17時頃、河口湖周辺を後にして、バスは帰路へ。
復路で流したPVはReTIME→MARCHING MONSTER→ロストシンフォニーだったと思います。
谷村インターで、やっとこさうちのバスにりょーこちゃん乗車。本当は最後のSAまで同乗するはずだったのが、渋滞で時間が長くなり過ぎるため、真ん中のSAまでということに。
点呼があった後、簡単なイベント感想などのフリートークがあって質問タイム。映画「ラブコメ」について質問したのですが、渡部篤郎さんは普段からあんな感じの喋り方をすることと、やたら「声優さんって・・・すごいよね」と言ってたことが印象に残ったそうです。レイトン教授にも出てますが、水樹奈々とかにはイベントでは会ったことがあるものの、アフレコ自体は別録りで会わなかったとのこと。
18:30頃、SAで時間まで停車してトークがあった後、りょーこちゃんの出番終了。最後にまた全部のバスで挨拶をして回り、SAから出発するバスを手を振ってお見送り。一生懸命手を振ってくれるりょーこちゃんが可愛かったです。
最後に新曲HONEY TEE PARTY!のPVフルを流した後、おやすみタイム。バス車内では再びMARCHING MONSTERを掛けていたのですが、さすがに体力の限界だったので、イヤホンでメタルを流して耳栓代わりにしながら眠って帰りました。20時過ぎに新宿に到着、バスツアー終了。
なんだかとても楽しいバスツアーでした。バスツアーというものに関するトラウマが洗われた気がします。もう少しだけの間、私は声オタでいてもいいのかもしれません。