帰ってきた宮村優子の直球で行こう

昨日3/7(土)は、宮村優子さん・岩田光央さんご出演の、帰ってきた宮村優子の直球で行こう(仮題)@新宿ロフトプラスワンに行ってきました。
やっぱり自分は直球・ゆる蔵が大好きだったと再確認しました。偉い人に怒られるかもしれないが、そしてやっぱりみやむーのことが未だに大好きだと再確認しました。
宮村さんも岩田さんも半分以上、子供の話をしていました。ひきました。そうね、時は経つものよね。


二人のトークは、子育て話を除けば相変わらずでほっとしました。
イベントの流れは、フリートーク→メール→直球の歴史の振り返り→神様→爆ジル職業安定所→岩田家・関家バンザイ(二人の子育てトーク)→エンディングトーク→ジャンケン大会。だったと思う。
役者バカ一代もあったか。久々に根性戦隊ガッツマンを聴きました。ガッツマンの本の中のマンガは、一人目の旦那が描いてるマンガが載ってるそうです。知らなかったんだぜ。買ってないし。


なんかトークの内容憶えてる限りで箇条書き。
・番組終了後、岩田さんは宮村さんから全然連絡がこなくて、ご立腹だった
・大阪で忙しいのかなーと思っていたら、音響監督の仕事東京でしてるって話を漏れ聞いてまたご立腹だった。愛河さんも能登さんも音響監督関優子の現場に呼ばれてるが、岩田さんには声が掛からなかった。
・番組終了後の9年間には、宮村さんの知らない岩田さんのキャーキャー言われている顔がいっぱいある
・宮村さんの娘さんはしっかり者。母親がベタベタしてもクールにかわす。「お仕事行かずにずっとギューとしてたい」と言うと、「お仕事行かないとお金がもらえないでしょ」と言われた。
エヴァのアフレコ現場は、女性陣は母親になった人がいっぱい。子育て話に花を咲かせていた。
エヴァのアフレコ後声が出なくなって、娘さんに「ママ、そんな声でイベントの仕事するなんて最低!」と言われた。
・岩田さんの息子さんはツンデレ。ギューと抱き寄せると、顔を押しのけられた。
・愛河さんは、息子さんを抱きながら、息子さんと岩田さんの股間を見比べて、「お前のチンコは用無しだ」と言った。
・岩田さんにとって、直球の記憶はどんどん思い出すことができて、大事な番組だったことを再確認した。
・宮村さんは直球のことをほとんど憶えていない。
・でも直球楽しかったよね。
・主催はリスナーの岩田猿さん。私でも憶えてる当時の有名リスナーさんですね。こうやって当時のリスナー主催で、復活イベントを企画してくれたことが、二人ともとても嬉しかった。
・でもみやむーの締めの一言は、「でも皆未来を見て生きたほうがいいよ」。ええ。すみません。


そんな感じのイベント。


個人的にお二人のトークを、子供ができた前後辺りから一切追っていなかったので、この機会にまとめて近況を聞くことができて良かったです。お二人とも元気そうで何よりでした。
みやむーやっぱり可愛いなあと思いました。とりあえず36歳には見えない。
つーかみやむーさっぱりしたなあと本当に思った。やっぱり子供産むと変わるんでしょうか。
トークの雰囲気が本当に当時のまんまで、やっぱり名コンビ・名番組だったなあと思いました。と言っても、私は直球聴いてたのは後半だけで、どっちかと言うとゆる蔵メインなんですけど。


そして、ヱヴァンゲリヲン新劇場版が始動したのは、女性キャスト陣が母親になったからだと勝手に思うことにしました。
庵野秀明という人物の当時からの役者への思い入れとカレカノでの挫折、結婚後の何だか晴れ晴れとした活動と新ヱヴァ始動後の妙な屈託の無さ、そしてエヴァという作品の母性のモチーフを考え併せると、そう結論せざるを得ない。
そして結局、女性声優の上がりというのは30歳前にヒット作品の主役級で名を馳せて代表作を作り、30歳後に結婚して子供を出産して家庭に入り、主婦を本業にしながらも安定した国民的アニメのレギュラーはキープするなり、リバイバルアニメやイベントに年に何回か呼ばれるようになることとしか、声優ファンの目には認識できないんじゃないかと思いました。きっこさんは別格として。
女性声優の成功をそのような形としてしか認識できないのであれば、それ程悲劇なことはありません。
やはり声優批評は、単にアニメ批評言説の演技論としての応用だけではなく、社会批評における現代人の自己実現問題、とりわけ少女文化論からフェミニズム批評への過渡におけるサブカル論的展開としての足場を打ち立てなければならないと強く感じさせられました。