そして振り出しに戻る。

恥ずかしながら、帰って参りました。
2003年、大学1年生の時にはてダを付け始めて2年間。なんだかはてなが嫌になって、適当なブログに移って、また2年間。でも結局そこも訳あって立ち去り、はてなに戻ることにしました。
4年前には無かった機能が沢山あってびっくりです。使い方が分かりません。

タイトルは、清水邦夫の戯曲「泣かないのか?泣かないのか一九七三年のために?」から拝借しました。この戯曲についてはいずれ。
2007年という年は、私にとって、一つの転換点となる年でした。まだ3ヶ月残ってるのに過去形で語ってますが。
恐らく、私が今まで引きずってきた時代というのは、実は既に終わっていたのだと思います。しかし私自身は、誰かの言葉を借りれば、まさにその時代を終わり損ねていました。
しかし社会や自分自身の生活の変化は、その終わり損ねて引きずっていた古い時代への細い糸を、一本一本着実に、否応なく切り離していくようでした。
色々なことがありました。アーツビジョンアイムエンタープライズ日本ナレーション演技研究所の社長(当時)の松田咲實氏が逮捕されました。それに伴って、或いは不運なことに別な理由でも時期を同じくして、何人かの方が移籍・独立を果たしました。その中にはバンドがメジャーデビューを果たした人もいました。
新世紀エヴァンゲリオンが、10年の時を経てヱヴァンゲリヲン新劇場版として復活しました。そこに描かれたものは、かつて描かれたものとは似て非なるものでした。
太田省吾が亡くなりました。鈴木忠志静岡県舞台芸術センターの芸術総監督を退任し、その後を引き継いで宮城聰が就任しました。月蝕歌劇団が「花と蛇」及び「寺山修司〜過激なる疾走〜」を舞台化しました。
第65回世界SF大会が日本で開かれました。行き損ねて凹みました。
他にも首相が代わったりもっと色々重要なことがあった気がしますが割愛。
私の個人的な生活でも、色々と変化がありました。大学を卒業しました。フリーターになりました。ニートになりました。残念ながら貴族生活をそんなに満喫する暇もなく、すぐにまた就職しました。

周りの世界に比べて、一足遅く私にとって転換点となった2007年という地点を忘れないため、ここでまた何年か、何となく考えたことを垂れ流していこうと思います。これがまたどのくらい続くことか分かりませんが。